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「アイアイ」は美術鑑賞・鑑賞教育についてのメディアサイトです。
2022年、全国の10の実践者の取り組みを聞きました。

 鑑賞とは本来、誰のものでもなく自分自身のもの。美術作品は、年齢や障がいの有無、地域に左右されることなく、誰もが自由に味わえるべきであるはず。しかし同時に、特に現代美術の鑑賞には、知識や技術が必要になることもあります。その点で、アーティストと鑑賞者をつなぎ、双方に豊かな芸術体験を生み出す手助けをするのが鑑賞教育です。ただ、美術館やギャラリーの少ない地方において、住民がアーティストの作品制作に参加する「地域アートプロジェクト」は盛んに行われる一方、鑑賞者に配慮したコンテンツづくりや鑑賞教育の視点を取り入れたプロジェクトは、まだ僅かしか目にする機会がありません。

 私は鳥取県を拠点に、アートやデザイン領域のコーディネートやマネジメントを生業とし、ファシリテーターとして教育現場、美術館、ギャラリーなどで対話型鑑賞を実践しています。私は作品を楽しんだり、美術を通じた学びが広く知られるためにも、地方でも対話型鑑賞がより普及されるべき、また、鑑賞教育そのものの在り方を模索したり、過去の活動にあらためて光を当てていくべき、と考えています。
 現代美術やアーティストを理解する鑑賞者が全国に育つことは、未来に新たな芸術が生み出される土壌が育つということ。その先に、日本の現代美術の発展があるのではないでしょうか。

 「アイアイ」は、鳥取県内外で美術鑑賞・鑑賞教育に携わる実践者10組へのインタビューを公開するメディアサイトです。見るという行為(“Eye”)、私(“ I ”)、他者と対話する(“会い”)という意味を、「アイ」という響きに込めました。

 地方における鑑賞教育の実態を明らかにし、その取り組みの共通項や独自の視点を浮かび上がらせることで、次の世代のための鑑賞教育の在り方を提言したい。そして、同じ問題意識を持って活動している団体・個人と協力関係を築き、知見や経験を共有したい。
 この取り組みを通して、これからできる鳥取県立美術館(令和7年春開館予定)にも、教育普及の観点でのアプローチを試みるつもりです。

 このサイトが鑑賞と美術の関係を見直す機会となり、また、全国の実践者達や、この分野に関心のある方々の学びのきっかけとなりますように。

プロジェクトリーダー:蔵多優美

※ 本企画は公益財団法人小笠原敏晶記念財団の「2021年度 調査・研究等への助成(現代美術分野)」に採択いただき、調査・研究に取り組むプロジェクトです。
◯調査研究テーマ:現代美術の見方は「地方」でも学べるか〜鳥取とその周辺地域における「鑑賞教育」の実態から考える

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本サイトを「鑑賞教育」について考える場の一つと捉え、インタビューや活動内容をご覧いただいた皆さまからのご感想をお待ちしております。お預かりした個人情報・集計データは、本事業の運営・ご案内などのためにのみ使用するものとし、鳥取県立美術館への提言や助成団体の報告資料、今後のネットワークづくりへ活用いたします。

また、プロジェクトに対するお問い合わせは、お問い合わせフォームをご利用ください。

クレジット

プロジェクトリーダー:蔵多優美
編集・執筆:野口明生木谷あかり、犬間東悠、谷口茉優
アドバイザー:竹内潔(鳥取大学地域学部准教授)、佐々木友輔(鳥取大学地域学部准教授)
ロゴデザイン・イラスト:秦歩美
WEBサイト制作:S.K.Worksbank to LLC、蔵多優美
サポート:古林千明、にゃろめけりー、高橋遥子、藤森このみ、小寺春翔、三宅航太郎(MAA)
助成:公益財団法人小笠原敏晶記念財団 2021年度 調査・研究等への助成(現代美術分野)

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