COLUMN

  • 読む前に

    このページは、プロジェクトリーダー蔵多優美(以下、私)によるコラムです。
    プロジェクトを進行していく中で、鳥取で活動をする私がどのように「鑑賞教育」や「地方」を捉えており、インタビューを通してそれらがどのように変化しているのか、といったことや、プロジェクト進行の中でのトピックスをこの場で綴っていきます。
     
    以下、コラムを読む際のお願い事です。

    • 時系列順の投稿ですが、コラムにより文体の違いなどがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
    • 日付をクリックすると、コラムの内容が表示され、読むことができます。読み終わった後は、日付を再度クリックすると、コラムの内容が非表示になります。

     

    プロフィール

    蔵多優美(くらた・ゆみ)

    1989年鳥取市生まれ。京都精華大学デザイン学部卒業。IT・Web企業数社、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター勤務を経て、デザイン制作やイベント企画運営、アートマネージメントなどを修得。「ことばの再発明」共同企画者。2021年5月より屋号「ノカヌチ」として鳥取市を拠点に活動開始。「デザインを軸とした解決屋」を掲げ、企画運営PMやビジュアルデザイン制作を得意領域とし、教育や福祉、アート分野の様々なチームと関わりながら対話型鑑賞ナビゲーターとして実践・活動中。現在は「鑑賞教育」と「対話」について考え、調査研究に取り組む。吉田璋也プロデュースの民藝品を制作していた鍛冶屋の末裔。

  • 2022.02.01

    今日から、このプロジェクトを始動することになった。
    昨年末に財団から採択の連絡をもらった時、本当にびっくりしたし、嬉しさと不安が入り混じった年末年始を過ごしたのだ。年明けからの約1ヶ月は、財団とプロジェクトに協力していただくメンバーとでやりとりを行った。契約を結び、ようやく今日からスタートさせるのだ。

    そもそも、今回のプロジェクトは私にとって大きなチャレンジである。
    財団に申請したのは、「鑑賞教育」というものに対しての好奇心がベースではあるが、「自分が生まれ育った鳥取という地で何かできないだろうか」という意欲であり、「調査研究をやってみたい。たくさんの話を聞く中で何かを見出したい。」という意志であり、「今までの自分の殻を破りたい。自分自身、何も変わらないかもしれないけど、挑戦してみたい。」という向上心なのだと捉えている。裏方や何かのサポートをすることがメインだった自分の何かを変えたかった。2021年から対話型鑑賞の勉強を始め、ファシリテーションをするようになってから、そう考えるようになったのかもしれない。
    他のプロジェクトの申請書類は書いたことがあったが、自分自身のプロジェクトの申請は初めてであり、自分自身を語るのはとても難しく、書類は提出日ギリギリまで作成していた。ここら辺は、2年前に本プロジェクトのアドバイザーである佐々木友輔さんと共同企画した「ことばの再発明」でしっかり取り組んでいたように思っていたのだが、いざ当事者になると、とても大変なものであった。

    個人的には、申請すること自体がチャレンジなことで、棒にも箸にもかからないものかもしれない、と思っていたので、採択連絡が来た時は本当に驚いた。ただ、採択されたということは認められた企画であり、協力者に採択連絡を共有した際、「やるからには良いものにしよう」と改めて反応をもらえたことが嬉しかった。

    このプロジェクトは、調査研究であり、ある種のアートプロジェクトだ。ここから始まり、1年後にどうなっているかは、まだ分からない。ただ、動いて悩みながら、何かを見つけながら取り組んでいきたいと思う。

  • 2022.11.11

    本日、ついにメディアサイト「アイアイ」を公開しました!
    まだまだ道のりの途中ですが、ようやくお披露目する形です。プロジェクトメンバーを始め、インタビューに応えていただいた皆さま、協力者の皆さまのおかげでここまで来れました。本当にありがとうございます。。。!!!
    そして、早速このメディアサイトを見ていただいてる皆さまもありがとうございます。ABOUTにメッセージをまとめていますが、ここが出発点だと考えており、インタビュー記事に対する感想やそれぞれのご意見をお聞かせいただけますと幸いです。

    インタビューは残り2組。11月中に実施できたら嬉しいなと、それぞれに交渉させていただいてます。文字起こし・執筆中のインタビュー記事が5組分進行しており、11月中には追加でもう1本公開出来るのでは、と考えています。今しばらくお待ちください。

    また、現時点では、このコラムページの02.01〜11.11はありませんが、プロジェクトの合間を見て、過去のことやこれからのことを日々アップデートしていこうと思っています。どうぞお楽しみに。

  • 2023.05.13(フォーラム告知)

    関係者調整のため、情報公開が今日となりましたが、5月20日(土)13-16時にプロジェクト報告会を開催します。(会場:鳥取大学アートプラザ)
    フォーラムではトットが取り組んできた対話のためのプラットフォームづくり「トットローグ」ともコラボし、「鳥取という“地方”で考える鑑賞教育」をテーマに、参加者と鳥取の未来を考えます。

    詳細情報は、https://totto-ri.net/news_aiaiforum-tottologue/ にてご確認いただけますと幸いです。

    当日はオンライン参加も受け付けます。鳥取県内外で美術教育に携わる方、対話型鑑賞を含む鑑賞教育に興味のある方、新たにできる鳥取県立美術館に興味のある方、「アイアイ」や「トット」の読者など、内容に興味があれば、どなたの参加も歓迎です。新たな連携や動きを生み、鳥取の未来を拓くフォーラムになればと願っています。
    またインタビュー中ではしっかりと聞けていない「現代美術」という観点でもそれぞれのお話を聞き、今後の美術教育のヒントを探る場にもなれば、と思っています。

    開催地は鳥取ですが、ご興味のある方は是非オンラインでお会いしましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

はじめに戻る